要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T®)

MA−Tってなに? 大阪大学で発明のメカニズムが新・除菌剤に

大阪大学では、革新的酸化剤である「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T®)」のメカニズム解明・応用化研究を進め、昨年9月から独立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA:代表 井上豪 薬学研究科教授)によって、実用化研究を進めています。このたび、研究グループはMA-T®が新型コロナウイルスに対しても1分間の接触試験で有効に消毒できることを確認しました

MA-T®の除菌・消臭効果に関する化学的なメカニズム解明については、大阪大学先導的学際研究機構創薬サイエンス部門(部門長 土井健史 薬学研究科・教授)で行われてきました。亜塩素酸イオンを主成分とするMA-T®は、反応すべき菌やウイルスが存在する時にのみ、有効成分である二酸化塩素を必要な量だけ「水の中」で生成するという「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液」であることも明らかにしたほか、この化学的性質を活用し、21世紀のドリーム反応と考えられてきたメタンの酸化反応の発見にも至っています。


MA-Tが商品化されました。

2020.9.29 08:35

エムエーティ ピュア除菌・消臭スプレー1320円(170ml)、2200円(360ml)/マンダム

航空機や空港、ホテル、防衛施設などに導入されているという「MA−T(エムエーティ)」。「大阪大学」「株式会社エースネット」「株式会社dotAqua」により開発された「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液」のことで、さまざまな可能性を秘めており、今後もその活用が注目を集めている。これを利用した新しい家庭用の除菌剤が販売されることが9月28日に発表された。

通常はほぼ水に近い状態でありながら、反応すべきウイルスや菌が存在する時に、必要な分だけウイルスや菌を攻撃・分解するメカニズムを持つ。画期的な触媒技術により、高い安全性と強い除菌力を両立させた革新的な除菌剤だ。

MA−Tの除菌のメカニズム

「MA−T」は無臭で、アルコール消毒による手肌の荒れや、塩素系のキツイ匂いなどに悩まされることなく、赤ちゃんから高齢者まで、安全に使うことができるという。

このたび「アース製薬」(本社:東京都千代田区)の参入により、製造コストの低減や供給量の増大が見込まれ、11月上旬には「マンダム」(本社:大阪市中央区)から、家庭用新除菌ブランド「MA−T Pure(エムエーティ ピュア)が販売されることになった。